どんな言語もそうですがとても奥が深いといつも感じます。言語にはそれぞれ文法や発音、単語を覚えるだけではわからない様々な工夫や特徴があります。私たちは日本人で、普段流暢に日本語を使いこなしていますが、日本語を学んでいる人にとってみると日本語は決して簡単に習得できる言語ではありません。

日本語は英語と異なり、ストレートな表現をしないことが多かったり、相手が理解していることを前提に表現することがあるからです。私が外国人の友人に聞かれた日本語のミステリーの一つが「ホント、暑いの暑くないのって!」という表現です。

この表現は果たして暑いのでしょうか?暑くないのでしょうか?日本人なら誰でもわかることですが、外国人の友人は「暑いのか暑くないのかわからなくて迷っていることですか?」と聞いてきました。改めて日本語の難しさを感じた瞬間でした。

さて、このブログでは初心者向けの比較的わかりやすい表現を中心にご紹介してきました。一つ一つの単語はおそらく中学校や高校ですでに習ったものだと思います。最後に私も気になる、アメリカ人も知らない最上級の難しい単語というのを少し調べてみました。

もちろん私も知らない単語ばかりで、調べながら勉強になりました。私が知っている英単語の中で比較的難しいなと思うのはabacusです。abacusとは実はそろばんのことなんです。最近はでそろばんを使う人が少いので私が知らなかっただけでしょうか。

それでは、難易度の高い英単語をご紹介していきますね。

profligate(浪費)

ちょとぎくっとする単語ですが

He lives a profligate life. (彼は道楽な生活をしている)

He is sick of his profligate son.(彼は道楽息子にうんざりしている)

贅沢というよりも無駄にお金を使う、浪費という意味あいが強いのです。

単語は知っていたけど意味は全く知らなかった単語の一つに

ubiquitous(至る所に存在する)

があります。ユビキタスとは日本語でもIT用語として使われていますが、ぴんときません。

ubiquitous information(どこにでもある情報)

ubiquitous smile (いつでも見られる笑顔)

などが辞書を引くとありましたが、実際にどのようなシチュエーションで使われるのか不思議です。

egregious(ひどい)

この単語も初耳です。ひどいという単語は多数あるのでひどいのレベルがわかりませんが、虐待的にひどいという意味があるようです。

What is happened in Paris was egregious terrorist action.(パリで起こったことはひどいテロ行為だ)

He is upset about John’s egregious behavior.(彼はジョンのひどい態度に激怒している)

最後は

sanguine(楽天的な)

です。辞書で調べるとたくさんの例文が出てくるので一般的に使われている単語だと思いますが、またしても私は知りませんでした。

He has a sanguine expression on his face.(彼は楽観的な表情をしている)

A teacher turns a sanguine eye on John.(先生はジョンに楽観的な目を向けた)

sanguineは表情や視線などを表すときに使われることが多いようです。

ここで紹介した以外にもまだまだ私たちの知らない英単語は存在します。本を読んでいて全く見当もつかない単語が出てきたらぜひ辞書を引いてみてください。そうやって少しづつて単語数を増やしていくことは英語を学んでいくことの楽しみの一つだと思います。