私は海外暮らしが長い割には人見知りが多く、初めて会った人と何を話していいのかとまどうことがよくあります。相手がおしゃべりだと助かるんですが、相手も自分と同じようなタイプだと会話が途切れて気まずい思いをすることもあります。

外国人はみんな積極的でおしゃべりだと思われているかもしれませんが、そんなことはありません。外国人の中にも無理に話をしない人もいます。沈黙はつらいという人は、初対面でも使える会話の引き出しをいくつか持っているといいと思います。

あたりさわりなく、年齢や国籍を問わず話せる内容といえばやはりお天気。晴れだの、雨だの実はどうでもいい話題ですが、とりあえずお天気の話からほかのトピックへ話を広げることもできます。

例えば今日のお天気の話→温度の話→季節の話→自国の四季の話→自国の文化の話という風に連想ゲーム的に話を続けていくことが可能です。

ただし、海外の方は日本人ほどお天気に興味がある人が少ないと思いますので、お天気の話を延々と続けるとちょっとしらけてしまうかもしれません。

まずは今日のお天気の話からスタートしましょう。

It is a sunny day today.(お天気がいいですね)

It’s a bit cloudy today.(少し曇っていますね)

It was an awful rain yesterday.(昨日はひどい雨でした)

It is going to be snowy tomorrow.(明日は雪が降るみたいです。)

It is quite chilly tonight.(今夜は結構冷えますね)

次に相手の国の気候について聞いたり、日本の気候について話したりしてみましょう。

Is it hot in London?(ロンドンは暑いですか?)

How is the weather in New York?(ニューヨークの気候はどうですか?)

It is really humid in Japan.(日本はとても蒸し暑いです)

It is freezing in february.(2月はとても寒いです)

The temperature fell below zero in Boston.(ボストンでは氷点下になりました)

ここで一つ注意しておきたいのがhotの使い方です。私がまだ英語の勉強を始めたばかりの頃、暑いときに「私は暑い」という意味で

I’m hot.

と言ったらクラスメートに笑われました。I’m hotというのは、私っていけてるでしょ?という意味になってしまうのです。気温が暑いというときには

It is hot.(暑い)

We had a hot day today.(暑い一日だった)

というような言い方をします。日本語では私は暑いと言ってしまいそうになりますが、そういう場合には

I feel hot.(暑い)

と言った方がいいと思います。

日本には四季があり、人々は天気や気温に敏感です。天気を表す様々な表現がありますが、英語でも同じように晴れ、曇り、雨以外にもいろいろあります。

It is pouring now.(激しく雨が降っている)

It is drizzling.(小雨が降っている)

The sky is clear.(晴れている)

さて天気予報でよく流れる「晴れのち曇り」は英語でなんというのでしょうか。

Today will be sunny and clody later.(今日は晴れのち曇りでしょう)

余談ですが、日本やアメリカでは天気予報はニュース番組の中でも重要なコーナーですが、タイなど常夏の国では天気予報が取り上げられない国もあります。今日も晴れ、明日も晴れ、気温は30度以上が当たり前ですから、誰も毎日天気予報をチェックしたりしないんです。

国が違えば文化も違うのです。面白いですね。