外国の映画を見ているととても派手に喧嘩をしているシーンがあります。また男性同士の喧嘩ですとかなり下品な表現をしていることもあります。喧嘩に使われる言葉はなんだかかっこいいなと興味本位で使うと、周囲に誤解を招くことにもなりかねませんので注意が必要です。

日本人に比べて外国人は喧嘩や言い合いをする割合が高いように思われがちですが実際にはどうなのでしょうか。日本人の場合、相手の意見に賛同できない場合でもつい納得しているふりをしてしまうこともあります。

日本人はできれば争い事を避け、物事を穏便に済ませたいと考える国民性なのです。しかし、海外では相手とは違う意見を持っている場合、それを隠して相手に合わせるようなことはあまりありません。その結果、議論がヒートアップしてまるで喧嘩をしているように見えることもあるかもしれません。

喧嘩が始まる前には何か原因があり、話し合いの場をもつわけですがどのように切り出すのでしょうか。

We need to talk.(話し合いましょう)

How could you do that.(どうしてあんなことができるの?)

How dare you.(ひどいわ)

We have to talk about it.(話す必要があるわね)

I need to ask you something.(聞きたいことがあるんだけど)

こんな風に切り出されたらもう逃げることはできなそうです。喧嘩の最中には自分がどれくらいつらい気持ちだったのか伝えることも大事です。

I’m disappointed.(がっかりした)

I’m annoyed.(うんざりした)

I’m pissed.(うんざりした)

I’m hurt.(傷ついた)

相手はいろいろ言い訳を並べるでしょうが、すんなり許すことはできず思わず言い返してしまうのが普通です。

So what.(それがどうしたの?)

Whatever.(だから?)

Who cares.(どうでもいい)

Very funny.(へえ、面白いね)

Shut up.(黙って)

No excuse.(言い訳しないで)

Leave me alone.(放っておいて)

I’ve had enough.(もう充分)

Give me a break.(勘弁して)

口論などがヒートアップして、相手があまりにも興奮しすぎているときには少し落ち着かせて話をすることも必要です。興奮していると言わなくてもいいような暴言をはいてしまうこともあるからです。

よく怒り狂う女性を前に男性がいうセリフが

Relax.(落ち着いて)

Calm down.(落ち着いて)

Ok,ok.(大丈夫だから)

Take it easy.(気楽に)

そして喧嘩をして自分の思いをぶつけあったら最後には仲直りしたいものですがどうやって仲直りすればいいのでしょうか。もちろん自分が悪い時には素直に謝ることが大切です。

I’m sorry.(ごめんなさい)

I didn’t mean it.(そんなつもりはなかった)

I won’t do it again.(もうしないよ)

I want to make up with you.(仲直りしよう)

喧嘩するほど仲がいいと言いますが、喧嘩することで友情や愛情が深まることもありますので悪いことばかりではありません。大切なのは自分が悪かったら非を認めること、そして相手が真剣に謝っていたら寛大な心で許してあげることですね。

喧嘩したまま絶縁なんていうことにならないようにしましょう。