海外、とくにアメリカやカナダで難しいなと感じるのはレストランの注文です。日本のようにメニューを指さしながらこれで、ということはあまりありません。店員は本日のおすすめメニューや特別メニューを早口で次から次へと紹介しますし、トッピングや焼き方などについての好みも聞かれます。

食事以前に店員が話している内容を理解するだけで頭はパニック状態になります。外国ではどんな料理でも自分好みにカスタマイズすることができるのです。

これはレストランだけでなく、フードコートでも同じです。アメリカにはサラダ専門店が多くあり、私はランチにテイクアウトすることが多かったのですが入れる野菜や肉類、乳製品の組み合わせ、スパイスやドレッシングの味、それぞれの量などすべて好みに合わせて作ってくれるのです。

私がもたもたしている間に後ろには長蛇の列。とりあえず細かい注文をあきらめて、具材は全て入れてドレッシングだけはハニーマスタードをどうにかオーダーすることができました。でも何度も通ううちに自分好みのサラダを作ってもらえるようになりました。

そのような経験も踏まえ、レストランでのオーダーではどんなことに気を付けたらいいかご紹介したいと思います。

まず最初に、日本のように無言でレストランに入る人はまずいません。Hello, hi,など100%挨拶を交わすことになりますし、店員も

Hello. How are you today?

などと聞いてきますので心の準備をしておきましょう。日本のようにお客様は神様などという概念は全くありませんので店員にも失礼のないフレンドリーな態度で接することが求められます。

それぞれのテーブルを担当する店員が決まっていて、しばらくすると注文を取りにやってきます。

Are you ready to order?(注文をどうぞ)

Can I get you something you drink?(飲み物は何にしますか?)

Would you like something to drink?(飲み物は何にしますか?)

飲み物を頼んだ後に食事を注文することになりますが、まずはサラダなどの前菜を頼み、続いてパスタやメインの肉料理や魚料理を頼むといいでしょう。

Do you have the any specials of the day?(本日のスペシャルを教えてください)

What do you recommend?(何がおすすめですか?)

I’ll have the cramchowder.(クラムチャウダーをお願いします)

I’ll try the soft-shell crabs.(ソフトシェルクラブをお願いします)

How would you like your steak?(ステーキの焼き方は?)

Well-done(medium, rare),please.(ウェルダン(ミディアム、レア)でお願いします)

もしも食事中に問題があった場合には遠慮せずに申し出ましょう。

I didn’t order this.(これは頼んでないです)

My drink has not come yet.(飲み物がまだ来てないです)

Can you make salad, with out tomato.(サラダはトマト抜きにしてください)

食事が終わるとおそらく店員が食事はどうだったかと聞いてくると思います。

How was the dinner?(お食事はどうでしたか?)

そんなときには

The food was excellent.(とても美味しかったわ)

と笑顔で応えましょう。最後は会計ですが、海外ではテーブルチェックが一般的です。

Check please.(会計お願いします)

May I have the check please.(会計お願いします)