日本人はすぐに謝るというイメージがありますが、外国では自分に非がない場合には決して謝りません。とくに事故などで賠償金が発生するときには、謝れば自分に非があることを認めたことになってしまいます。もし事故を起こしてしまった場合には弁護士を呼んでくださいと言ってあとは黙秘を貫くのがベストらしいです。
さて、そうはいっても謝らなければならない状況になることもあります。一番使われるのは
Sorry.
Excuse me.
などちょっとぶつかったりしたときの「すみません」の意味の表現です。
なにかとんでもないミスを犯し、心から謝りたいときにはどのような言い方があるのでしょうか。
I apologize.(謝罪します)
It is my fault.(私のせいです)
I made a mistake.(間違えました)
I didn’t mean it.(そんなつもりはありませんでした)
I shouldn’t have done it.(そんなことをするべきではありませんでした)
I feel bad.(罪悪感を感じます)
謝る原因によっても使用する表現は変わってきます。たとえば、サッカーの試合でゴールを外した場合には
I’m sorry that I couldn’t score a goal.(ゴールを決められなくてごめんよ)
約束の時間に間に合わなかった場合には
I am sorry I am late.(遅れてごめん)
恋人同士がうまくいかなくなったときには
I didn’t mean to hurt you.(傷つけるつもりはなかったんだ)
などが良く使われますね。映画の台詞などで聞き覚えがある方もいると思います。
It’s my fault that we lost the game.(負けたのは私の責任だ)
It’s all my fault.(すべて私の責任だ)
謝罪するシチュエーションに合った謝り方でないと相手の機嫌をさらにそこねてしまうことにもなりかねません。フォーマルな言い方ですと
Please accept my apologie.
などがあります。直訳すると私の謝罪を受け入れてくださいという意味ですが、つまりはごめんなさいということですね。
日本語は言わなくても伝わる部分が多い言語だと思います。日本人は相手の思いをくみ取ることに長けているので、選ぶ言葉や口調、表情などで相手がどれだけ真剣に謝罪しているのかということを理解してくれます。
英語の場合は、できるだけ自分が何について謝罪しているのか、また謝罪すると同時にどのように埋め合わせをするのかということを述べた方がいいこともあります。とくにビジネスのシーンではただミスを謝るだけではなく、代替え案を提案するのは当然のことです。
I’ll make it up for you.(埋め合わせするよ)
I’ll make up for the loss.(損失の埋め合わせをします)
ではもし自分が謝られる側だったらどのように答えるのがいいのでしょうか。多少のニュアンスの違いはありますが、下記の表現はどれも非常によく使われます。
It’s OK.(大丈夫)
Don’t worry.(気にしないで)
No problem.(問題ないよ)
No worries.(気にしないで)
It’s not a big deal.(たいしたことじゃないよ)
It doesn’t matter.(問題ないよ)
Never mind.(気にしないで)
It’s all right.(大丈夫だよ)
いらっとすることや、腹の立つことがあっても誠心誠意の謝罪を受けたら、ぐっとこらえてIt’s OK.Don’t worryと言ってあげましょう。人間は誰でも過ちを犯すものです。時には寛大な心で許すことも必要です。