海外留学で驚いたのはとにかくやたらディスカッションが多いこと。ディスカッションとは討論とか話し合いのことですが、教師が出した題材や生徒がお互いに提案したテーマに沿ってディスカッションを行います。

海外では自分の意見や主張をきちんと言えることをとても重視します。ディスカッションをせずに大学を卒業することはできません。日本人の多くは自分の意見を主張することに苦手意識を持っています。

自分の意見が間違っていたら、的外れだったらどうしようと考えてしまうのですが、実は意見には間違いなどないのです。

ディスカッションは学校ではもちろんですが、社会に出てからも会議などで必要となります。大切なのは他人の答えを待つのではなく、自分で積極的に発言することです。相手の意見が自分とは違うと思ったら、相手を不愉快にしないように反論することも時には必要です。

それではディスカッションで使える表現をいくつかみてみましょう。まずは会議の始まりです。

We are here to discuss the new project.(今日は新しいプロジェクトについて話し合うために集まりました)

Today we’d like to discuss the new project.(今日は新しいプロジェクトについて話し合いたいと思います)

ディスカッションの途中でいろいろな質問を投げかけれられます。

What do you think?(どう思いますか?)

Any suggestion?(意見はありますか?)

Do you have any better idea?(何かいいアイデアはありますか?)

Do you have any solution?(なにか解決策はありますか?)

Could you make that point clear?(その点をはっきりしていただきたいのですが)

May I ask for few comments?(いくつかコメントをいただけますか?)

ディスカッションの途中では意見、提案、解決策などについて聞かれるのが普通です。そのためには積極的に自分の意見を述べなければなりません。

的確な発言をするためには当然ですが事前に資料に目を通したり、わからない部分を調べるなど準備が必要です。小学生ではないのですから、わかりませんとかとくにありませんなどというのはNGです。

発言を述べる際には下記のようなフレーズを用いるとよいでしょう。

From my point of view, plan A is better than plan B. Because ~(私の意見ではBプランよりAプランがいい。なぜなら~)

It seems to me that plan A is too ~(私からするとAプランは~すぎる)

As far as I know, the ABC company is not in good shape.(私が知る限りではABCカンパニーは経営状態がよくない)

I’m sorry to interrupt you, ~(話の途中ですみませんが~)

I have a different perspective.(私は別の見解があります)

積極的に自分の意見を述べよとここまで言ってきましたが、もちろんときには相手の意見に耳を貸し、同調することも大事です。相手の気持ちを探りつつ、相手を不愉快にしない心遣いもディスカッションの心得の一つと言えるでしょう。

Thats sounds good.(それはいいですね)

I’m agree with you.(賛成です)

You are right.(その通りです)

ディスカッションに積極的に参加できるようになるためにはやはり場数を踏むことです。実際の会議で発言をしていくことで、表現力を身に着けることができます。