海外旅行に行くと現地に着いてからは電車や地下鉄で移動することが多いと思います。タクシーに安価で乗れる街やバスが便利な街もありますが、やはり移動の基本は電車や地下鉄です。ヨーロッパやアメリカを縦断するときにも列車の旅が雰囲気があっていいですね。

電車や地下鉄は路線図が必ずありますし、案内看板もおおくわかりやすいです。万が一間違った駅で降りてしまったとしても、再び反対向きの電車に乗れば目的地へ向かうことができます。

私がかつて暮らしていたボストンにも”T(ティー)”と呼ばれる地下鉄があり、どこへでも行くことができました。ボストンは大学都市で学生が多いので、車を持つ人が少ないため地下鉄が発達したのでしょうね。

お隣りの大都市ニューヨークも地下鉄が有名です。過去には犯罪が横行し悪名高かった地下鉄も今ではすっかり安全になりました。高校生のとき初めてニューヨークに行ったのですが、初めての一人旅にも関わらず地下鉄は観光にとても便利でした。

地下鉄や電車のメリットはほかにもあります。電車ならタクシーのようにぼったくりに合うこともありませんし、バスのように突然全く知らない場所で降ろされることもありません。しかし、いくら便利でわかりやすいとはいっても多少は電車に乗るときに必要な英語を知っていた方がいいでしょう。

もしも行き方がわからなかったり、どの電車の乗るのか迷ったら駅員や近くの人に尋ねましょう。海外の方は世話を焼くのが大好きですし、親切なので快く教えてくれるでしょう。

How do I get to downtown?(ダウンタウンまでどうやっていけばいいですか?)

Excuse me, can you tell me how to get to the Union square?(ユニオンスクエアまでの行き方を教えてください)

How many stop is the 5th avenue from here? (5番街はここからいくつめですか?)

Which train should I take to get to the Fenway station?(フェンフェイに行くにはどの電車にのればいいですか?)

相手の回答を聞き逃さないようにすることも大事です。おそらく観光客で英語が得意でないということは察知してくれると思いますが、聞き取りにくい場合は路線図に指さしで確認しましょう。

Take the Yamanote line going toward Shinjuku and then get off at Okubo.(新宿方面行の山手線に乗って大久保で降りてください)

It’s 4 stops from here.(ここから4つ目の駅です)

Go to the platform 2 and take the green line.(2番線に行ってグリーンラインに乗ってください)

Take this train first and then change the train to Chuo line at Yotsuya. (まずこの電車に乗り、四谷で中央線に乗り換えてください)

乗り換えのときはchangeまたはtransferと言います。

余談ですが海外の地下鉄では楽器の演奏をはじめ様々なパフォーマンスが構内で行われていることがあります。海外ではアーティストやミュージシャンに対してとても寛大です。余裕があればそんなパフォーマンスを楽しみたいものですが、楽しんでいる間にスリにあったなんていうことにならないようにしましょう。