外国でも日本同様挨拶はとても大切です。初対面の相手でも、友人でも、店員とお客であっても、必ずなんらかの挨拶を交わすのが一般的です。挨拶といえば、HelloとかHow are you?しか思いつかないという人もたまには違った言い方をしてみませんか。

確かにこの二つのフレーズはパーフェクトで初対面の方にも、知り合いの方にでも通用します。Hello、Howare you?は決して間違いではないのですが、たまにはネイティブが使う表現を使いこなしてみましょう。

海外の映画などを見ると挨拶を交わす場面では実にたくさんの表現を用いていることがわかります。

まずはとってもカジュアルに仲のいい友人と挨拶を交わすときには

Hi!(こんにちわ)

Hi there!(やあ)

などと言います。よくアメリカなどでお店に入るとHi thereと声をかけられることがあります。日本人の感覚だとお店に来てくれたのでWelcomeではないのかなと思うのですが、そのような堅苦しい言い方は滅多に使いません。

その他にも

What’s up!(どうしてる?)

How is it going?(最近どう?)

Good to see you.(会えてよかった)

などは年齢に関係なく、頻繁に使われる表現です。

久しぶりに再会する知人に対しては

Long time no see.(ご無沙汰ですね)

What’s new?(最近どうしていましたか)

It’s been a while.(久しぶりですね)

It’s been ages.(すごく久しぶりですね)

などがあります。会っていなかった期間に応じて使い分けられているのがわかります。ときには会いたかったの意味を込めて大げさに表現することもあります。

別れ際にも挨拶は必須ですが、よく知られているのが

See you again!(またね)

ですが、これは次に会うのがずっと先の場合やいつになるのかわからないような場合に使われます。また近いうちに会える相手であれば

Talk to you later.(また話そう)

Take it easy.(気楽にね)

See you around.(またこのあたりで)

Take care.(気を付けてね)

Catch you later.(また会おう)

などがこなれた言い方です。別れ際にさらっと言えたらネイティブに間違われるかもしれませんね。

ところで初対面の相手とどのような会話をすればいいのでしょうか。初対面で触れていい話題とそうでない話題というのは、日本とそう大差ありません。

初対面で職業の話や宗教の話、政治の話をする人はまずいないと思いますが、既婚かどうか聞いたり、年齢を聞くなどももってのほかです。

やはり天気の話や食べ物の話、相手の国の文化や好きなスポーツなどについて語るのがいいかと思います。そこから話を広げていけたらベストです。

It’s such a lovely day today.(今日はとてもいい天気ですね)

I’m a big fan of the New York Yankees.(ヤンキーズのファンなんです)

I like watching basketball.(バスケを見るのが好きなんです)

What kind of food do you like?(どんな食べ物が好きですか)

ただし、相手の文化や好みに関してネガティブな意見を述べるのはNGです。できれば共通の話題をみつけて話の輪を広げましょう。

挨拶は会話の最初と最後を締めくくる大事な表現です。挨拶が自然にできれば第一印象も良くなります。

万が一、ここで学んだ挨拶を忘れてしまったとしても、とびきりの笑顔をつくれれば合格です。とりあえず英会話の最初のステップはクリアできたと思ってください。