和製英語とは日本で作られた独自の英語風の言葉のことで、実際に英語圏で使おうとしても通じない言葉のことを指します。私たちが普段英語だと思っている言葉は実は英語ではなく、日本文化の中で使い勝手がいいように作られた和製英語に過ぎないのです。

例えば女性や子供に大人気のホットケーキ。あちこちにホットケーキを出してくれるカフェがありますが、実はこのホットケーキという言葉も和製英語です。英語ではホットケーキのことはPan cakeと言います。

アメリカ全土で人気のパンケーキチェーン、IHOPのメニューをのぞいてみると、Rooty tooty Fresh’N Fruity PancakesやRaspberry white Chocolate cip Pancakesなどものすごいネーミングのホットケーキがそろっています。おそらく生クリームやフルーツ、チョコチップ、ナッツなどがこれでもかというくらいトッピングされたホットケーキに違いありません。

オフィスで普段使っているものの中にも和製英語で呼ばれているものが多くあります。まずノートパソコンはLap top computerと呼ばれています。lapとはひざのことです。ひざに乗せながら作業できるというのでこう呼ばれているのでしょう。

ホッチキスはstaplerと呼ばれます。そもそもなぜホッチキスと呼ばれるようになったのでしょうか。ホッチキスは最初にホッチキスを発明した会社名らしいです。それにしてもあまりにも和製英語として定着しており、ホッチキスはホッチキスだろうと言いたくなりますね。

会社で働く人々のことを私たちはサラリーマンやOLなどと呼びますがこれは全く通用しません。会社で働く人はOffice WorkerやOffice employeeと言います。外国では男女差別を嫌いますのでOffice ladieなどとくに男女を分けるような表現はありません。

アルバイトはアルバイトやフリーターなどという表現はなく、そもそもアルバイトはドイツ語らしいです。アルバイトのような働き方はpart-time jobと言います。

ガードマンも確かにガード(警備)するのですがガードマンとは呼ばず、security guardと言います。

私たちが毎日乗っている車にもたくさんの和英英語が使われています。私がアメリカで免許を取得するために教官のもとで運転を習ったときには何を言っているかわからなくて苦労しました。

ちなみにアメリカでは教習所のような練習場はなく、運転を習いたいときには自動車学校の先生が車で自宅まで迎えに来てくれて、すぐに公道で練習が始まるのでびっくりしました。

おしゃれでかっこいいオープンカー。日本でも最近はconvertible carと呼ばれはじめていますよね。常にオープンなわけではありませんから。

ハンドルもハンドルとは言わず、sterring wheelと言います。wheelとはタイヤのことです。ちなみにfour-wheel driveとは四駆のことを指します。

アメリカ人はすぐに派手にクラクションを鳴らしますが、クラクションはクラクションではなく、hornと呼びます。いわゆる楽器のホルンと同じです。

ガソリンスタンドのことはgas stationと言います。高速道路はhigh wayやfree way、express wayと呼ばれます。私はexpress wayと言うかな。

他にもまだまだ和製英語が溢れていますので普段自分が使っているカタカナの言葉を意識してみてください。

これって本当に英語?通用するの?と思ったら辞書を引いてみてください。本当の言い方を知ってびっくりするかもしれませんよ。