日本語にはことわざがたくさんあります。思わず納得してしまうものが多いのですが、ことわざは英語にもあります。ちなみに英語ではことわざのことをproverbsと言います。

日本語のことわざですらすべて理解しているわけではないのに、という方でもわかりやすいよく知られたものを英語のことわざを厳選してみました。英語でも日本語でもことわざっておもしろいですよね。

有名なもので覆水盆に返らずというのがありますが、これは英語では

It’s no use crying over spilt milk.

と言います。水が牛乳になっていますがいずれにしても一度こぼれてしまったものを戻すことはできない、つまり後からやり直すことはできないという意味ですね。

これはどうでしょうか。

Kill two birds with one stone.

一石二鳥という私たちが日常生活でも良く使うことわざですが、英語では鳥を殺してしまうのですね。ちょっと残酷ですね。

ローマは西洋人にとって文明の起源として重要な意味を持つので、ローマと関係のあることわざも多いのです。

Rome was not built in a day.(ローマは一日にしてならず)

All roads lead to Rome.(すべての道はローマに通ず)

When in Rome, do as the Romans do.(郷に入れば郷に従え)

西洋人にとってローマは歴史的にも重要な場所であることは間違いありません。

An eye for an eye, a tooth for a tooth.

こちらは宗教的な概念にも当てはまるちょっと怖いことわざです。目には目を歯には歯を、つまりやられたらやりかえせということでしょうか。

海外ではよくearly bird saleというのを宣伝していますが、これは早朝セールのことで

The early bird catches the worm.

ということわざから来ています。朝早く起きた鳥は虫を捕まえる、つまり早起きは三文の徳という意味になります。

確かに早起きすると時間を有効に使えるなどいいことはたくさんあるのですが、なかなか現実では難しいですね。

同じく時間を大切にしようという意味のことわざといえば

Time is money.

時は金なりですね。ビジネスシーンでも使えることわざです。ほかにも

No pain, no gain.(虎穴に入らずんば虎子を得ず)

などがあります。この言い方No~、no~というのはことわざ以外にもよく使います。No music, no lifeなども音楽関係の広告で聞いたことがあるかもしれません。

私はおしゃれが好きなのでNo fasion, no lifeにとしたいところです。

その他にも私が好きなことわざに明日は明日の風が吹くというのがあるのですが、今日失敗しても明日はまた別の風が吹くという励ましの言葉です。英語では

Tomorrow is another day.

明日は別の日だ、と言っていますね。

日常会話にことわざを取り入れるのは英会話初心者にはなかなか至難の業ですが、上手に使えればきっと見直されるはずです。自分が使いやすいことわざを一つでいいので、マスターしておくといいですね。