私は若いころアメリカのハイスクールドラマが大好きだったんですが、みなさんも海外ドラマの一つや二つ見た記憶はありませんか。アメリカの若者がどのような学生生活を送っているのか垣間見ることができてすごく刺激的でした。

日本人に比べるとドラマの主人公たちはとてもおしゃれで大人で、そしてみんなはっきりと自分の主張を持っていることに驚かされました。

彼らがドラマの中で話す会話は私が教科書で学んだ英語とは全く違うもので、初めて英語にスラングというものがあることを知りました。スラングとは共通の集団の中のみで通用する表現のことです。

スラングも時代によって進化していて、いわゆる日本語でいう死語というものもあるらしいということがわかりました。スラングを使えるとなんだか一気に英語を喋れる人になれる気がして嬉しかった気がします。

海外のティーンエイジャーは普段どのような表現を使って会話をしているのでしょうか。あまり難しくないもの、時代を問わず一般的に使われているものをピクアップしてみました。

若者はどこの国でもおしゃべりが大好きですが、「ちょっと聞いてよ~」と話し出すときはこんな風に表現します。

You know what?

Guess what?

また若者が友人などと出かける際には

chill out

hang out

などを良く使います。

Do you wanna hang out tonight?(今夜でかけない?)

若者って不平や不満が多いもので友達同士であれこれ文句を言ったりしますが、そんなときには

Who cares!(どうだっていいよ)

I don’t give a damn.(気にしないよ)

I am sick of it.(うんざりだ)

It’s so annoying.(うんだりだ)

Cut it out!(やめろ、だまれ)

I’m pissed off.(うんざりだ)

It sucks.(うんざりするね)

Leave me alone.(放っておいてよ)

None of your business.(関係ないでしょ)

などという表現が会話の中で頻繁に飛び交います。また若者が良く使う言葉に

drive me crazy

というのがあります。これは気が狂いそうという意味ですが誰かに夢中という意味と怒りで気が狂いそうという意味があります。

He drives me crazy.(私は彼に夢中よ)

Shut up. You are driving me crazy.(静かにしてよ。いらいらするわ)

同じくよく使うのが

Freak out

という表現。Freakとは驚くという意味ですが、つまりびっくりする、慌てる、ぞっとするなどというときに使われます。たとえば、暗闇で脅かされたら

You’re freaking me out!(あー、びっくりした)

などと大げさに言うといいでしょう。

freak outはおどろく以外にも怒るとかおかしくなるなどの意味でも多用されます。

He’s gonna freak out if he finds out(彼が知ったら怒り狂うわよ)

She is stalking me.She is freaking me out!(彼女ストーカーだよ。彼女のせいでおかしくなりそうだよ)

最後に相手を励ましたり、元気づけたりするときに使われる表現をご紹介します。若いころはいろんなことで悩んだり、傷ついたりしますよね。そんなときはこの表現を使って、お互い励まし合いましょう。

Hang in there!(頑張れ)

Good luck!(幸運を)

Take it easy!(気楽にね)