私の妹は国際結婚をして海外に住んでいるのですが一年に一度3歳の姪が日本に遊びに来ます。姪は私の両親にとって初めての女の子の孫なのでその溺愛ぶりは苦笑ものです。

英語圏ではないので、姪にとって英語は第二言語なのですが、順調に英語も日本語もマスターしています。私たちは赤ちゃんや幼児に対して、車のことをぶーぶーと言ったり、捨てることをポイしてと言ったり、様々な赤ちゃん言葉を使いますが英語にも赤ちゃん言葉は存在します。

英語で使われる赤ちゃん言葉にはどんなものがあるのでしょうか。友達の赤ちゃんに会う機会があればぜひ使ってみましょう。

私の両親は姪にとっては祖父母にあたるので””grandma””,””grandpa””と呼びます。これは両親のたっての希望でじいじとかばあばとか呼ばれるのを完全に拒否したためです。母の友人は孫に””nana””と呼ばせているそうです。

”nana””というのはどちらかというとイギリス英語なのかもしれません。アメリカでは””grandma””が一般的です。ちなみに私のことは”auntie””おばさんと呼んでいます。

そのほか赤ちゃんの行動についてよく使われるフレーズには以下のようなものがあります。

How cute! She is just bubbling.(かわいいね、ばぶばぶ言ってるよ)

Here is your stuffy.(ほらおもちゃだよ)

Oh no! She’s going to puke!(大変!吐いちゃうわ)

Tick-tock, what time is it now?(チクタク、何時ですか?)

The cake is yummy.(ケーキは美味しいね)

You want wawa?(お水いる?)

生まれたばかりの赤ちゃんは小さくてかわいいですが、toddlerと呼ばれる2歳~3歳ともなればいたずらも一人前です。常に注意を払わなければならないし、ついつい怒ってしまうこともあります。

Tidy up!(片づけて)

Watch out!(気を付けて)

Watch your head.(頭に注意して)

Stay in line.(並んで)

Be quiet.(静かにして)

Time’s up!(時間ぎれよ)

Listen!(聞いて)

Share with your friends.(お友達と分け合ってね)

出産から子供が幼稚園や保育園に上がるまでの時間はとても大変ですが、終わった後で思い返すと実にあっという間です。海外と日本ではどのように出産、育児方法が異なるのでしょうか。

出産に関してはいえば、海外では無痛分娩が一般的です。世界でもいまだに自然分娩を推奨しているのは日本だけだけのように思います。無痛にすることで余分な体力を消耗せずに、出産後の育児がスムーズにできます。

母乳信仰がこれほど強いのも日本だけです。確かに母乳には新生児に必要な栄養が多く含まれ、免疫力のアップにもつながります。しかし、日本のようにミルクで育てることに罪悪感を感じる人はいませんし、2歳ころまで母乳を与えている人はとても珍しいです。

これは海外の女性の多くが出産後早めに仕事復帰していることと関係しているのかもしれません。

小学生まで子供と一緒に寝ている親もいません。子供は生まれてからすぐに自分の部屋が与えられ、自分一人のベッドで眠ります。子供の自立心を育てることや親が子供と離れて自分の時間を持つことが尊重されているのです。

日本の子育てにも海外の子育てにも、それぞれよいところがあります。育児方法が異なっていても愛情を注いで育てていることに違いはありません。